むくみ

むくみとは

むくみは冷え性と並んで日本人の女性の約8割が悩んでいる症状だといわれています。
血液中の体液が血管外にあふれたりして、血管外皮下組織に水分が過剰にたまった状態をむくみといいます。
大きく分けると、主に心臓や腎臓、肝臓などの障害による全身性のむくみと、局所性のむくみに分けられます。

局所性のむくみ

局所性のむくみは、身体の老廃物やタンパク質などを身体の末梢から運んで
捨て去る役割を果たしているリンパ液が、何らかの原因で流れが悪くなってできたむくみをいいます。
特に朝起きた後は顔を中心に、立ち仕事の後の夕方などは
下肢を中心にむくみを顕著に感じる場合が多いものです。むくみまたは手術後に
発生することが多いようですが、これは手術によってリンパ節と呼ばれる場所を切除したり
傷つけてしまうことによって、本来の走路が失われることで起こります。
うまくリンパ液が流れないと、手術した側にどんどんリンパ液が貯留していきます。
すると、リンパ液に含まれるタンパクが更に水分を引き付けるので(コロイド浸透圧といいます)、
時には健康な側の体肢の数倍も膨れ上がることもあります。