水虫・爪白癬(つめはくせん)

水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚の角質部分に寄生、繁殖したものです。
このカビが爪に侵入すると爪白癬(つめはくせん)になります。
水虫に似た皮膚炎もありますので、自分で判断せずに皮膚科で診察を受けてください。

水虫の治療方法

「水虫は治らない」と思い込んでいませんか?
確かに、水虫は再発しやすく、即効性のある特効薬も見当たりません。
しかし最近では、白癬菌に対して優れた抗菌作用を持つ薬が開発され、水虫治療に効果を上げています。
水虫治療の薬には塗り薬と飲み薬があり、それぞれの水虫のタイプや症状に応じて治療が行われます。
医師の指示に従って根気よく治療を続けることが完治へつながる第一歩といえるのです。
完治を目指してがんばりましょう。

爪白癬の治療方法

飲み薬が効果的です。なぜなら、爪白癬は、塗り薬を使っても爪の中に薬の成分が届きにくいため、
治りにくいからです。効果的に薬を患部に到達させる点で優れているのが飲み薬なのです。
また、飲み薬の場合、内から治療するため、足白癬(あしはくせん)も治せるため一石二鳥です。
塗り薬のように、塗り残しが生じるといった問題がないのも飲み薬のメリットです。

足白癬の治療方法

足白癬の場合、塗り薬を主体とした治療になります。
皮膚の角質層が新陳代謝によって入れ替わるのは約1ヵ月と言われているので、
薬を塗り続ける期間も最低1ヵ月は必要です。
かかとなど皮膚が厚い場所では、それ以上の期間、塗布を継続するようにします。